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粘液癌

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粘液癌

定義

産生された多量の粘液が細胞外に貯留することによって、粘液湖(mucous lake)が形成された癌。これも腺癌である。

他の組織系が混じっている場合も多いが、粘液癌の成分が量的に優勢だった場合には粘液癌とする。

粘液湖には、癌腺管や印環細胞癌、分化型腺癌がバラバラに浮遊していたりする。

注意!

早期癌では、粘液の大部分が胃腔に放出されてしまうため、粘液湖が形成されにくい。

→粘液癌と診断される時点で、すでに進行癌である。

臨床病理

・分化型もあるが、未分化型が多い。
→分化型26.1%、未分化型73.9%

・肉眼所見では、BorrmanⅢ型が最も多く、次いでⅠ型が多い。

・リンパ管浸潤、リンパ節転移、静脈侵襲の頻度が高い。

注意!

しかし、粘液癌という組織系自体は、独立の予後因子ではなく、進行度ごとに比較すれば、非粘液癌と予後に有意差はない。

参考文献
「腫瘍病理鑑別診断アトラス 胃癌」(深山正久、大倉康男著)文光堂 85頁

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