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弁護士選びのポイント

弁護士選びのポイント

弁護士・法律事務所の現状

以前のブログにも書きましたが、医療裁判というのは、一般的な弁護士にとっては難易度が高い、しかし、実態は、離婚・交通事故・その他の一般民事事件を処理する傍らで医療事件に手を出している…。

したがって、医療裁判を取り扱っている弁護士・法律事務所の中から、本当に医療裁判が得意な専門家を選び出さなければなりません。

そこで、「医療裁判に真面目に取り組んでいる弁護士・法律事務所」が通常備えている条件は何か、をここで簡単に整理したいと思います。

医療事件を手がける弁護士・法律事務所

医療事件にちゃんと取り組んでいて、それなりの経験と実績を持つ弁護士・法律事務所は、次のような条件を備えていると思われます。

① その弁護士・法律事務所が、一定水準の医学知識を有すること

その弁護士が本当に多くの医療事件を手がけてきたのであれば、そうではない弁護士と比べてけっこう医学に詳しくなっています。例えば、バイタル・サインの正常値と異常値の数字は一通り頭に入っている。血液ガス分析、血液生化学検査、尿検査など、基礎的な検査項目と検査数値の知識がある。医学書を読むための前提となる解剖生理学の知識、生化学の知識などを持っている。臨床現場でよく使用されている基本薬の名前と効用が一通り頭に入っている、などなど…。

② その弁護士・法律事務所に医学の専門書が一通り揃っていること。

弁護士が本気で医療事件に取り組むためには、医学書を一通り買いそろえておく必要があると思っています。”専門的なことは分からないから協力医任せ”では、とてもまともに医療事件に取り組めません。医療相談の予約が入ったら、直ちに文献調査に入れる体制になければ、充実した医療相談のアドバイスすらもできません。

③ その弁護士・法律事務所が協力医のネットワークを持っていること。

たとえ、その弁護士が医療事件を得意としていても、協力医の協力が得られないと医療裁判は容易ではないという現実があります。特に医療の分野は我々弁護士の世界と違って高度に専門分化が進んでおり、その分野の権威の知見で主張を権威付けする必要があるからです。

選別方法

では、上に上げた①~③の条件を満たしているかどうかを、相談者はどのようにして選別すればよいのでしょうか?素人である相談者がこれを判断するのは一見難しそうですよね。

でも、これにはコツがあります。幸いにして現代はインターネット社会です。今日では多くの法律事務所がホームページを持っている時代です。
そして、弁護士・法律事務所は、ホームページ上、あるいはブログなどを通じて自分たちの得意分野に関してかなり詳細な情報発信をしています。
それらの情報をチェックすれば、その弁護士・法律事務所が本当に医療事件を得意とするのかどうか、また医療事件に取り組む情熱も分かります。

単に、「医療事件も取り扱っています」という謳い文句だけの弁護士広告を見たら、即、対象外です。この弁護士には、情報発信できるだけの内容がないのです。

最後に、数字に惑わされないでください。以前、どこかの法律事務所が、医療事件について「5000件の実績」とうたっており、その法律事務所のホームページを見て大変驚きました。なぜならば、その法律事務所は最近まで債務整理専門の法律事務所だったからです。数字はいくらでも偽れます。ですので、数字ではなく、内容をよく吟味してみてください。本当に医療事件を得意としているのであれば、医療事件に関する詳細な情報発信をしているはずですから。

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