MENU

間質性肺炎

間質性肺炎

特発性間質性肺炎

以下の臨床像を呈する疾患群
・労作時の息切れに始まる呼吸困難と胸部X線上のびまん性陰影
・肺胞間質を病変の主座とする間質性肺炎の像
・急性型、亜急性型、慢性型(急性悪化すること有)
・ステロイドが有効なときもあるが多くは無効

慢性型:多い
急性型:数週~数カ月で死亡

分類

特発性肺線維症→通常年単位で緩徐に進行
非特異性間質性肺炎→月単位
急性増悪や急性間質性肺炎→週ないし日単位で進行
⇒できるだけ速やかに専門医への受診促す
緊急紹介受診望ましい

治療法

根治治療なし(ただし肺移植行うこと有)、対症療法メイン
急性増悪予防のため禁煙などの生活管理指導
特発性肺線維症にはステロイドの効果期待できず予後不良
特発性肺線維症以外の特発性間質性肺炎にはステロイド有効で比較的予後良好

専門医への紹介

びまん性肺疾患の疑い⇒症状の有無にかかわらず専門医へ。
専門医への紹介を要するのは、
・間質性肺炎の初診時
・呼吸困難増悪時(緊急で)
・定期的な評価のため
・合併症の疑いがあるとき(気胸、肺高血圧など)

専門医における対処

・呼吸機能検査、6分間歩行テスト、気管支肺洗浄などにより病態を評価
・臨床判断のできる特発性肺線維症かを判断し、必要に応じ外科的肺生検
・病態の進行明らかな症例⇒専門医での経過観察望ましい
病態の活動性極めて低い症例⇒一般内科医に経過観察依頼OK
・病態に応じ3~6か月毎の胸部X線、呼吸機能検査、間質性肺炎マーカー、6~12か月毎の高分解能CTなどの検査

一般内科医による管理

・特発性間質性肺炎は、現状進行を完全に止める治療法なし
⇒進行、増悪を抑える日常生活の管理の指導重要

・ADL維持手段:
適度な運動、労作時の低酸素血症がADLを損なっている場合は在宅酸素療法(早いと逆にADL損なう危険あり)

・感染症(急性増悪の原因となると考えられている)防止のため、手洗いうがいなど。感染症による悪化抑止のためには、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチン接種など積極的に。

参考文献
日本呼吸器学会『特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き(改訂第2版)』南江堂、付録「一般内科医のための診療アウトライン」
医療情報科学研究所『病気がみえるvol.4呼吸器 第1版』メディックメディア、2007

医療過誤・医療ミスのご相談

医療過誤・医療ミスの
ご相談受付

※歯科・精神科・美容整形のご相談は
受け付けておりません。

私たちが選ばれ続ける理由