【癌(がん)の種類】子宮頚がん | 医療事故 医療過誤 / 弁護士法人ALG&Associates

子宮頚がん

病態生理

子宮頸がんの発がんは、細胞の異形成→上皮内がん→微小浸潤がん→浸潤がんという多段階で発がん・進行する。

危険因子

  • 好発年齢は30歳前後
  • 多産、若年での初交体験、複数のセックス・パートナー
  • ヒトパピローマウィルス(HPV)への感染
  • 淋菌性器ヘルペスなどの性感染症
  • ピルの長期(5年以上)服用

病期分類

0期

上皮内がん

Ⅰ期

がんが子宮頸部に限局

Ⅱ期

がんが頸部を越えて広がっているが、骨盤壁又は膣壁下3分の1に達していない。

Ⅲ期

がんの浸潤が骨盤壁にまで達するもので、腫瘍塊と骨盤壁の間にcancer free spaceを残さない。または膣壁浸潤が下3分の1に達している。

Ⅳ期

がんが小骨盤腔を越えているか、膀胱、直腸の粘膜に浸潤している。

※リンパ節転移の有無は重要な予後因子であるにもかかわらず、病期分類に反映していないことに注意。

治療

外科手術

  • 上皮内がんでは、子宮頸部円錐切除が行われる。
  • 病期がI a1期の場合は、単純子宮全摘出術が適応となる。
  • 病期がI a2期からII期では、骨盤リンパ節郭清を含む広汎子宮全摘出術が行われる。
  • リンパ節転移や深い間質浸潤などを認めた場合には、術後放射線療法。

放射線治療

  • 病期がI b2期やII期で腫瘍径が大きい場合
  • Ⅲ期以上の進行がん
  • 外科手術が不能な場合

化学療法

  • 遠隔転移を認めた場合
  • 再発した場合
  • 腫瘍縮小を目的とした術前化学療法
  • パクリタキセルとシスプラチンの併用が標準治療
  • 放射線治療にシスプラチンを併用した化学放射線治療では予後良好が期待できる。

予後|進行期別・組織別の5年生存率

手術適応

扁平上皮がん

腺がん

Ⅰb期

81.9%

80.6%

Ⅱ期

69.8%

55.7%

Ⅲ期

53.8%

18.2%

Ⅳ期

18.2%

0.0%

放射線治療単独

扁平上皮がん

腺がん

Ⅰb期

66.7%

75.0%

Ⅱ期

49.0%

30.0%

Ⅲ期

35.1%

0.0%

Ⅳ期

14.1%

0.0%

学療法など

扁平上皮がん

腺がん

Ⅰb期

61.9%

-

Ⅱ期

50.0%

0.0%

Ⅲ期

36.8%

33.3%

Ⅳ期

7.1%

12.5%

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